認知症に係る申請のポイント

認知症で障害年金の認定を受けられた方の症状、日常生活状況の一例は以下のようになります。診断書における「日常生活能力の判定欄」の項目で、食事、入浴等の項目のほとんどが家族の援助なしではできない状況になります。
・物忘れが激しく同じことを何度も聞く
・何度念を押しても指示したことができない
・一人で外出させると迷子になり、帰宅できなくなる
・数時間前に食事で食べたものが思い出せない
・買い物に出かけると何を買ったらいいかわからなくなる
・今日が何曜日かがわからなくなる
・あり得ないことを信じ込んだり、言ったりする
以上のように認知症になると日常生活に大きな支障が生じ、多くの場面で家族の援助が必要になります。
認知症は障害の程度によりますが、障害年金では1級~3級に認定されます。いかに日常生活で支障をきたしているかを具体的に医師に伝えることが大切です。また食事や買物、身辺の清潔保持、服薬など認知症の病状を生活に照らして何ができないかを具体的に伝えることがポイントです。医師が忙しく、口頭で伝えられない場合は、診断書作成依頼状に書いて渡すことも重要です。また病歴・就労状況等申立書では発病から初診、障害認定日、現在に至るまでの病気の流れをわかりやすく書くとともに、日常生活にどのような支障が生じているかを丁寧にアピールすることが大切です。この書類は自らの症状と日常生活にどのような支障が生じ、どのように困っているかを審査側に訴えることができる唯一の書類です。ただ「苦しい」とか「大変だ」というのではなく、どう日常生活に支障が生じ困っているのかを具体的に訴えてください。また、病歴・就労状況等申立書は、診断書、受診状況等証明書と整合性をとって書くことは重要なポイントとなります。