ご相談者様は、幼少期のころから集団行動が苦手で、対人関係をうまく築くことができていなかったそうです。高校生の頃に不登校になったことから両親に病院の受診を勧められ、受診したところ双極性障害と診断されました。その後、市役所でご相談されていましたが、手続きが複雑で進めることが困難になったことから、インターネットで障害年金フルサポートセンターを知り、お母様と一緒に相談に来られました。
相談から請求までのサポート
ご相談に来られた際に、ご相談者様は近所でアルバイトをされていました。精神疾患にて2級の要件は『働くことができず、日常生活にも多くの援助が必要』という状態ですので、確かに働かれていると受給要件を満たさないように思われますが、働いているからといって直ちに受給できないというわけではなく、会社からの配慮の状況等により、受給できる可能性があがります。ご相談者さまも、会社には障害の事を伝えており、仕事内容を単純作業にしていただいたり、出勤日数を調整していただいたりと配慮がある中で就労されている状況でした。日常生活もご家族の支援があってなりたっている状況でしたので受給できる可能性があることをお伝えし、申請にむけて準備を進めました。病歴就労状況等申立書には、どのような就労状況であったのかを記載する必要がありますので、詳細を端的に分かりやすく記載致しました。そして無事に障害基礎年金2級が認められ年年間約78万円の受給が決定しました。