状況について
西宮市にお住まいのご相談者は、幼少期から集団行動に苦手意識がありながらも、高校卒業までは普通に生活していました。卒業後、仕事をしていましたが上司と喧嘩して1年余りで退職。それ以降は職に就いても長続きせず、コンビニでのアルバイトを転々とするなどして生活をされていました。また二十歳頃には当時、交際中の彼氏からのDVを機に不眠、食欲不振、抑うつ気分等の症状が表れ、精神科を受診、うつ病と診断され、服薬治療を開始されたとのことでした。そのような時に知り合いから障害年金の制度をお聞きになられたとのことでした。
手続きに向けて
インターネットの検索で障害年金フルサポートセンターを気にかけて頂き、お電話でご相談を頂きました。そこでお話を伺ったところ、転院はあるものの10年以上受診を継続していて、ずっとうつ病と言われて服薬を続けていたが、2年ほど前に入院した際の検査で初めてADHDとの診断が出たとのことでした。そこで診断書を取り寄せると、傷病名は「うつ病、発達障害」と2つの傷病名が併記されており、診断書全体の内容はうつ病を主とした記載になっていました。
よく前発傷病が「うつ病」で後発傷病が「発達障害」の場合、障害年金の認定においては、後述のように「診断名の変更」と取り扱われます。しかし、診断書もうつ病が主と捉えていますし、自覚症状も発達障害で困っているというよりもうつ病で困っている症状がほとんどなので、うつ病による困りごとを病歴・就労状況等申立書に記載しました。なお発達障害は通常20歳前に発症するものと扱われることから、病歴・就労状況等申立書は出生時から順を追って作成しました。また、発病時期は、診断書の記載どおりに20歳代後半とし、初めて受診した20歳代後半を初診日とした事後重症による請求を行いました。
結果について
無事に事後重症による障害厚生年金2級が決定され、ご相談者も大変喜んでくれました。障害年金フルサポートセンターは、障害年金手続き専門の社会保険労務士として、うつ病や統合失調症、ADHDや自閉症スペクトラムなどの発達障害などで多くの相談、請求実績があります。これまでの経験とノウハウを活かして最大限のご支援をさせて頂きます。