状況について
香川県にお住まいのご相談者は、大学在学中にアルバイトを始めたところ、仕事が覚えられず、また対人関係をうまく築けないことが続いておられ、親御さんの勧めによりクリニックを受診した結果、発達障害であることが判明しました。その後、就労移行支援施設に通所し、現在は障害者雇用で就労されていましたが、就労移行支援施設の職員の方から障害年金のことを聞き申請を試みましたが、1人では手続きができないため、就労移行支援施設の職員さんを通じて障害年金フルサポートセンターにお問い合わせいただきました。
相談から請求までのサポート
まずご挨拶と状況をお聞きするために、就労移行支援施設に訪問させて頂きました。お話をお伺いすると、日常生活においては同居するご家族からの支援がなければ、1人では生活できないとのことでしたので、2級に該当する可能性はあると判断しました。しかし、申請手続きの前に納付要件を確認したところ、お聞きしている初診日では納付要件を満たしていないことがわかりました。そこで20歳よりも前に受診したことはないか確認したところ、高校生の頃に一回だけ精神科を受診したことがあることを思い出して頂き、私の方からその病院にカルテが残っているかどうか問い合わせていただきました。しかしながらカルテは残っていませんでした。
しかし、病院の診察券が残っており、そこに初診日が記載されていたため、それを受診状況等証明書が添付できない申立書に参考資料として添付し、請求をさせて頂きました。
結果について
無事に障害基礎年金2級が認められました。
一度は初診日を明確にできないのでは、と相談者は思われ元気をなくされていましたが、無事に受給がきまり、大変喜んで頂けました。