状況について
倉敷にお住まいのご相談者は、小学生の頃から対人関係をうまく築くことが出来ず、体調を崩し欠席する日が多かったそうです。中学生の頃にパニック発作を起こし、病院を受診したところパニック障害と言われ、高校生頃までは通院されておられ、一時外出ができない状態となり、高校も退学されたそうです。
その後、ご家族のすすめで別の心療内科を受診することになりました。ある時、ご家族が障害年金があることを知り、親御さんが手続きをすすめておられましたが、診断書の取得方法や、病歴就労状況等申立書の書き方がご不明ということで、弊事務所にお電話でお問い合わせをいただきました。
請求に向けて
まず、過去の通院歴などをお聞きさせて頂きました。すると、初診の病院にカルテが残っていないとのことでしたので、その頃の状況について詳しくお話をお伺いしました。20歳より前に行った病院が2か所ありましたが、どちらもカルテが残っておりませんでした。何か病院のカルテに20歳より前に行った情報がないか確認しましたが、証明できるものは何も残っていなかったため、やむを得ず第三者証明(親族以外の第三者に初診日を証明してもらう書類)で申請することにしました。
当時の事を知っている人がいないか確認していただいたところ、作成いただける方がおいでになり、2名の知人より書類を作成いただくことができました。現在の症状をしっかりとお伺いし、病歴就労状況等申立書を作成し請求することが出来ました。
結果について
無事に初診日が認められ、障害基礎年金級二級が決定し、大変喜んで頂けました。