双極性障害学校躁うつ病)は、躁状態とうつ状態の周期を繰り返しますが、障害認定基準が、食事や買い物、身辺の清潔保持、仕事、社会活動といった日常生活能力の制限が評価対象になっているため、障害年金の認定上、双極性障害のⅡ型については躁の症状は比較的軽いので、意外と評価されません。医師に診断書の作成を依頼するときは、この点を意識し、できれば「うつ状態」について現在ある症状を伝えたほうがよいでしょう。双極性障害Ⅰ型については、躁状態にあるときに、人間関係でトラブルを起こしたり、無計画に大きな買い物をしたり、ギャンブルなどで散財したり、大きな借金をしてしまうことがあります。したがって、双極性障害Ⅰ型については、うつ状態のみならず、躁状態も障害年金の認定上、大切な要素になります。うつの症状には、憂うつ気分、喜び・興味の喪失、疲労倦怠感、意欲低下、外出不能、寝たきりの生活などがあります。また、自殺企図、希死念慮、自傷行為、入院経験などもポイントになり得ますので、病歴・就労状況等申立書においてその詳細と、この病状により日常生活がいかに制限を受けているかを具体的にアピールされた方がいいと考えております。障害年金フルサポートセンターには双極性障害(躁うつ病)で悩まれている方々から多くのご相談を頂いております。ご安心してご相談頂ければと思います。