状況について
松山市にお住まいのご相談者は、3年前に転職をされましたが、入社直後から上司の厳しいか叱責により体調を崩されました。何とか入社から一年間は休まず勤務されましたが、一年を過ぎた頃から休職されてしまいました。そこから傷病手当金を受給されました。その傷病手当金も期限が近づき、将来に不安を抱かれているところに障害年金制度をお知りになられ障害年金フルサポートセンターにお電話で問い合わせを頂きました。
手続きに向けて
ご相談者と何度か面談をさせて頂き、これまでの経過を細かくヒアリングをしました。お聞きすると、初診日は5年以上前でした。受診状況等証明書を準備するために、まずその病院に問い合わせをしました。しかしながらその病院では既にカルテが廃棄されていました。そこでその次に受診した病院の問診票に、初診の病院の初診日が記載されていたことから、それにより初診日を特定することが出来ました。
このように初診日が古く、カルテがすでに廃棄されているということは決して珍しくありません。
その一方で障害年金の受給には初診日要件がとても重要です。カルテが無い場合でも諦めずに手掛かりを探すことも大切なことです。
結果について
障害厚生年金2級が決定しました。今後の生活の見通しが立ったことに大変喜んでいらっしゃいました。経済的な安心は、気持ちの安心にも大きく関わると思っています。のちにご相談者から「障害年金を受給して治療に専念して治します」とお手紙をいただきました。