状況について
徳島にお住まいのご相談者は、物心ついたころから失敗が多く、担任の先生がいろいろ言っても何を言われているかよくわからず、何か失敗をすると父親から暴力をふるわられたそうです。
小学校、中学校では集団行動が苦手で、中学校になると授業についていて行けなくなってしまい、不登校になられました。高校は通信制で年間数日しか学校に行く必要が無く、なんとか卒業されました。この頃からアルバイトをし始めましたが、覚えるのが遅く、ミスも多かったのでどれも長く続きませんでした。そのうちに結婚されすぐに子供が生まれたとのことでした。しかし子育てのプレッシャーや、毎日の掃除洗濯などの家事が苦手で、どんどん落ち込んでいくので、精神科を受診すると、発達障害でうつ病を併発していると診断を受けられました。
請求に向けて
病気についていろいろと調べられている中で障害年金について存在を知られ、インターネットの検索から障害年金フルサポートセンターに問い合わせを頂きました。手続きに向けて、受診状況等証明書と診断書を準備頂きました。しかしながら診断書はあまり状態に合ったものからはほど遠く厳しい記載内容でした。こうなると申立書でカバーするほかはありません。そこで申立書に、発達障害の具体的な事例を出生から今日まで、なるべく詳しく記載するなど大幅に加筆修正して提出しました。
結果について
約3か月後、障害基礎年金2級の判定でした。認定日請求でしたので遡及適用で、ご相談者はとても喜んでくれました。