状況について
徳島にお住まいのご相談者は、大学1年の頃に頭痛、吐き気などの症状が現れ、徐々に通学も出来なくなったため、母親と一緒に近所の精神科を受診したところ、うつ病と言われ薬物治療を開始しました。その後、しかし不眠などの症状が現れ、外出できなくなってしまいました。結局、大学は中退しました。その後も症状は一進一退を繰り返し、体調がよいときはアルバイトをしたこともありましたが、症状が悪化すると自傷行為をするなどし、安定した生活を送ることは困難でした。
通院は断続的に行っていましたが、引っ越しの関係で医療機関を転々とせざるを得ず、現在の医療機関は3か所目で双極性障害と診断されました。体調に波があり安定した就労はなかなか難しい状況です。そのような時に近所に住まれている方から障害年金の制度についてお聞きになられ、弊事務所にご連絡を頂きました。
手続きに向けて
いろいろとお聞きし、早々に手続きに向け動きました。まずは初診の証明です。大学の時の初診からすでに12年近くが経っているため、受診先の医療機関に順番に問い合わせをしてみたものの診療録が残ってなく、3番目に受診した医療機関でようやく受診状況等証明書を取得できました。ただ、ご相談者が診察券やお薬手帳などが残っていたので、それらのコピーを添付することが出来ました。また病歴就労状況等申立書では、アルバイトでの従事されている内容、日常生活で支障がでていることを診断書と整合性をとって端的に分かりやすく記載することに努めました。
結果について
無事に事後重症による障害基礎年金2級が決定しました。結果についても請求から2カ月という短期間での通知でした。